メンタルロマンチスト

人生は一か八か待ったなしだ!

父親

父親が初対面のシングルマザーと駆け落ちしたのは私が1歳頃の時。



母親に彼氏ができる度
「パパと呼びなさい」と
母親に言われてきた

父親がいなくても
寂しくはなかった
母親がどんなに忙しくても
毎朝私の腰まであった長い黒髪を
結いてくれるし

いつも優しいお姉ちゃんが傍にいた

家政婦の女性にも可愛がってもらってたし母親代わりみたいな人だった

寂しいなんてちっとも思わなかった

父親がほしいとも思わなかった。



母親が再婚してアイツが来るまでは。



母親がアイツを初めて連れてきて
最初に言った一言目が
「新しいパパだよ。今日からここに住むからね。」
初めて会った時には既に結婚していた。


過去記事読んでもらったらわかるけど
ここから地獄の生活がはじまる



アイツが来て全部が壊れた

家政婦の女性はいなくなり

優しかったお姉ちゃんは
心を壊し、優しくないお姉ちゃんに
変わってしまった


ギャンブルが嫌いだった母親は
ギャンブルにハマっていった

パチンコ屋の前の階段で
おにぎり1つだけ持って
開店から閉店までずっと待っていた

私はパチンコをした事がないわけではない
人に連れられて何度かある
勝った事もある
でもハマらなかった
楽しいと思わなかった
理由は根からパチンコが嫌いだから
パチンコの音が匂いが
寒くても暑くてもあの階段にいた自分を
一瞬でも思い出しちゃうから。


父親がいなくても幸せだった私たちは
絵に描いたような不幸せと向かっていった。


いつしか 父親に会いたい

そう思うようになった

迎えに来てくれないかな

「迎えにきたよ、一緒に行こう」

そう言って迎えに来る日を
毎日毎日妄想していた


1度も迎えには来なかった

それでも父親を嫌いになった事は
1度もない

顔も知らない父親の事を
本当に好きだった

22歳で初めて父親に会った時
会う前は罵声をあびせてやろう

って思っていたのが
顔を見たら
会えた事への喜びが大きすぎて
一言も父親を責める言葉は出なかった

会えてよかった
やっと会えた
生きててくれてありがとう


そんな事しか出てこなかった


あれから6年

いまだに父親から連絡来ることはない

先日父親に離婚の報告をしたけど
一言一通返信が来て
それに私は返信したが
父親からは返信がなかった


私は父親の誕生日に連絡するが
私の誕生日には連絡はない

また忘れてしまっているのかも。


私に本当に興味がないんだと
つくづく思い知らされる

吐き気がする




でもそれでも私は
父親が好きです